ダクタイルキャスターの特徴

キャスター

どこまでも逞しく、しなやかに

FCD素材&特許製法から圧倒的タフネスを誇るキャスターは生まれる。

FCDの優れた素材特性とは

FCDの優れた素材特性

ダクタイルキャスターの材質と性質

ダクタイルキャスターの材質と性質

性能を「見る」

FCDの性能を語るのは「月面クレーター」組織

ダクタイルキャスターの素材はダクタイル鋳鉄。正式には球状黒鉛鋳鉄といい、 FCDの材質記号で表します。一方、普通鋳鉄はネズミ鋳鉄ともいわれ材質記号はFCとなります。 両者を顕微鏡組織で比較すると、名前の通りFCがネズミの尾のような片状なのに対し、 FCDは月面のクレーターのような球状となっています。

性能を「聞く」

球状化率の高さは「風鈴の音」が教えてくれる

FCDに変化させる化学処理により、球状化率は変化します。ダクタイルキャスターには 90%前後の高い球状化率を誇る、完全無比のダクタイルを使用しています。 ダクタイルの打撃音は球状化率が高いほど金属音を増すため、 ダクタイルキャスターを叩いてみると「チリン・キ〜ン」と、 どこか風鈴の音にも似た余韻を残します。

性能を「触る」

しなやかなボディが耐衝撃性の高さを証明する

ダクタイルキャスターの金具を横にして手ハンマーによる打撃試験を行なうと、 かなりの反発弾性により跳ね返されるのがわかります。 これはダクタイル特有の伸びの大きさに起因するもので、 ダクタイルキャスターは20〜24%の伸びをもっています。 叩くとボコッと鈍い音をたてるFC製金具に比べ、はるかにしなやかな、 折損しにくいボディをダクタイルキャスターは備えています。


材質特性01

耐摩耗性

黒鉛組織をもつ鋳鉄は耐摩耗性に優れています。さらにダクタイルキャスターが採用するFCD450は、パーライトの割合が多いため、より高い耐摩耗性を発揮します。

材質特性02

耐蝕性

地下に埋設する水道管のほとんどがダクタイル製であることからも分るように、鋼やFCに対し、ダクタイルは、きわめて優れた耐蝕性を備えています。

材質特性03

耐熱性

ダクタイルキャスターは焼鈍処理を行なっていません。しかし、ダクタイルはより一層の伸びを求める場合、焼鈍処理を行ないます。耐熱性にも優れています。

材質特性04

耐震性

鋳鉄の黒鉛組織は振動のエネルギーを吸収する性能が大きく、これを減衰能といいます。自動車部品、ベットなどに鋳鉄が多用されるのもこの性質ゆえです。


ダクタイルキャスターの試験データ

ダクタイルキャスターの試験データ
元素分析表
試験品名 材質 成分(%)
C Si Mn P S Cr
150BR FCD45 3.80 2.81 0.34 0.0022 0.0012 0.011
引張り試験
試験品名 材質 直径 標点距離 荷重 強さ 伸び
mm mm kg kg/mm2 %
TP.101号 FCD 14.00 50 7.400 48.1 25
圧縮試験 〜アムスラー試験機を使用〜
試験品名 荷重形状 荷重 たわみ 状態
kg mm
150BR(FCD) 8.000 2.5
10.000 3.3 使用可能
13.050 …… 破  壊
150BR(FCD) 2.000 5.8
2.700 8.5
3.000 …… 破  壊
 
試験品名 荷重形状 荷重 たわみ 状態
kg mm
150K(FCD) 10.000 2.9
15.000 3.8 使用可能
16.150 4.5 ひび割れ
150K(FCD) 2.000 4.6
2.800 8.8
3.200 …… 破  壊
アムスラー試験機による【圧縮試験】 アムスラー試験機後の金具【FCD】